こんにちわ。みなみーぴょ(@minamiipiyo)です。
松本の七夕行事は地元愛媛と全然違っていてびっくりした記憶があります。
8月7日の月遅れに七夕行事をすることは愛媛と同じですが、七夕ほうとう、七夕人形というものは初めて知りました。
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松本は月遅れで七夕人形を飾る
松本の伝統行事である七夕人形は、江戸時代から松本城下の民間行事として、300年余り続いております。
もともとは全国にもあったとも言われてますが、松本独自の縁側文化となりました。
松本地方は8月7日の夜に、子供たちは、織姫様が彦星様と逢えるようにと自分の晴着を軒先にたくさん吊るして、「どれでもお好きな着物を着てらしてください」とお星さまにお供えし、そして織姫様が天の川を渡るとき着物の裾が濡れないように応援する、足の長いカーターリ(川渡り)人形と呼ばれる奴も飾る、夏の夜の風物詩です。
これは五節句の一つで、3月の雛祭りや5月のこいのぼりや兜飾りと同様に、七夕の節句には木製の七夕人形(着物をかける)とか和紙の七夕人形をお祝いとして贈ります。
そして毎年七夕のころ、五色の短冊を付けた笹竹と共に七夕人形を軒下に吊るし飾って、厄除けをします。
おりひめは織姫ですからお着物をお供えします。牛飼いの彦星は農耕ですので、お野菜をお供えし行事食には、ほうとうや七夕まんじゅうなどをいただきます。
「着るものに困らないように、食べ物に困らないように」という願いです。
昔は、織姫様のお供をする七夕奴も一緒に吊るし飾られていました。奴は、川を渡り(カータリー)とか、足長と呼ばれていて、ちょっと粗末な着物の裾を尻挟みして一緒に飾られていました。
きっと、天の川の向こう岸の彦星まで織姫を無事届けるお役目をしたのでしょう。
そんな、カーターリー人形は、織姫を護り助けるお供の奴さん。
影のお助けマン「カータリー人形」は、ちょっと愛嬌のある、足ぶらぶらの素朴な四角い奴さんです。
松本の夏の風物詩七夕にはぜひ「困ったときのお助けマン」カータリー人形も一緒に飾って楽しみましょう。南信州産直通販水引「そうきち」
松本の七夕人形
松本市内各所の商店では、軒先に七夕人形を飾っています。
松本は1ヶ月遅れで七夕なんよ。
松本駅や松本城近くは、こんな飾りが住宅の玄関や店舗の入り口にあって、知らない観光客はギョッとするらしい〜 pic.twitter.com/lXDkPbn3Z5
— いちご (@haruno_ICHIGO) July 29, 2019
軒先の七夕飾りが可愛い😊💕初めてみた〜✨#空中キャバレー のおかげで出会えた、いろんなしあわせに感謝✨#松本 #だいすき pic.twitter.com/LJHlPUR3ZF
— miyuki (@miyu64) July 20, 2019
織姫様のお供の七夕奴。
川渡(カータリー)や足長と呼ばれています。
七夕の名脇役「カータリ」#matsumoto #カータリ #七夕飾り #松本の風習 #紙館島勇 https://t.co/O9UJovlPly pic.twitter.com/H7LoiCO84r
— 紙舘 島勇 (@Washi_Shimayu) June 18, 2019
松本七夕人形を作ってみた。
松本市中央、紙館 島勇(@Washi_Shimayu)で七夕人形キットを買ってきたので、作ってみました。
松本七夕人形(作り方付き)3280円です。
完成品は3780円でした。
すべてのパーツがカットされているので、あとは、折って糊付けするだけです。
貼り付けにはフエキのでんぷん糊を用意しました。
乾かす時間がかかりますが、折ったり、パーツを組み合わせたりすることはすぐにできて、完成~!
紙館 島勇さんではいろいろなワークショップも行っているようです。
七夕料理
七夕の季節料理もあります。
意外と知られていない松本の郷土料理「七夕ほうとう」。
松本では七夕の時期になるとほうとうにきな粉やあずきをかけた甘〜いほうとうを食べる文化があるよ。でもこれは七夕以外でも日常的に食べる人もいて、うどんでも美味しく食べられるよ。ぜひ作ってみてね。#おいでよ中信#おいでよ松本 pic.twitter.com/UEWfaqaD92— おいでよ中信 (@lovechushin) November 10, 2018
あんこを絡めて食べるほうとうなんて、衝撃的だよ~。
山梨のほうとうしか知らなかった・・・・。
私は、職場の季節給食で初めて知りました。
松本の七夕2019「町家で楽しむ七夕さま」
松本まるごと博物館連携事業「まつもとの七夕2019」の一環として、松本市はかり資料館では、月遅れの七夕に合わせて「町屋で楽しむ七夕さま」を開催しています。
開催日 | 2019.7.6 (土) 〜 2019.8.12 (月) 休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日) |
営業時間 | 9:00 – 17:00 入館は午後4時30分まで |
観覧料 | 大人200円 中学生以下無料 |
お問い合わせ | 松本市はかり資料館 0263-36-1191 |
HP | http://matsu-haku.com/hakari/ |
8月7日(火)10時より、博物館友の会ボランティア部会の協力により、入館者の皆様にほうとうのサービスがあります。
ほうとう食べに行ってみようかな・・・。
期間:8月3日(土)から8月7日(水)の開館時間中
内容:連携6館でデザインの異なる缶バッジをプレゼント
連携館:松本市立博物館・重要文化財馬場家住宅・窪田空穂記念館・松本市歴史の里・松本市安曇資料館
松本の七夕人形を見に行こう!
松本市内では8月7日ごろまで、七夕人形が飾ってあります。
8月7日にははかり資料館で七夕ほうとうのサービス、8月3日から7日まで市内の博物館等で缶バッジのプレゼントがあります。
ぜひ、松本の七夕を楽しんでみてください。